オンライン会見に臨む白岩優奈さん

「フィギュアスケート・西日本選手権」(30、31日・京都アクアリーナ)

30日に女子SP、31日に同フリーが行われ、白岩優奈さん(18=文1)はSP64・06点、フリー121・23点の合計185.29点で5位に入り、11位の滝野莉子さん(18=人間健康1)とともに全日本選手権(12月23~27日・長野ビッグハット)進出を決めた。

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マスクの下の笑顔が、オンライン会見から伝わってきた。フリーの演技を終えた白岩さんは「ジャンプの失敗はあったがスピン、ステップすべてレベル4を取れたことはうれしかった。緊張に負けず落ち着いて最後まで力強く滑り切ることができて、すごく自信になった」と声を弾ませた。

昨季は全日本選手権を前に、右頸(けい)骨損傷などのケガに見舞われた。復帰舞台となった近畿選手権(10月3、4日・大阪府立臨海スポーツセンター)の演技後には、笑顔がはじけた。「近畿から西日本まで練習内容を変えて細かい部分をたくさん練習してきた結果が、きょうのプログラムの完成度。まだまだ…半分にも満たない」。それでも、コメントの端々に、氷上に立てる喜びをにじませた。

SP曲「エデンの東」を振り付けたエルネスト・マルティネスさん(22)からは「ニュー優奈を見せて欲しい」と言葉をかけられた。大学の授業もあり練習時間こそ増えてないが、内容の濃さが変わったと語る。「今何の練習が一番大事かというのを、考えながら練習していきたい」。〝ニュー優奈〟は、陸上での研究や動画を見ながらの練習で表現に磨きをかける。

目標にしていた全日本選手権の切符を手に入れた。昨季は無念の欠場で、見るのも辛かったと振り返った頂上舞台。「全日本では技術面で失敗している場合ではない。百発百中、クリーンな演技ができるように精度を高めていきたい。これからの1カ月半、すごくいい練習ができると思う」と胸を躍らせていた。【村岡すみれ】

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