関西大学統一学園祭3日目の4日、関大お笑いNo.1を決める「KANDAI Comedy Championship〜お笑い王決定戦2017」が千里山キャンパスBIG100ホールで行われ、初出場の田中雄大さん(21=政策創造3)と道古風杜さん(どうこ・かざと、21=環境都市工3)の漫才コンビ「襟足50センチ」が優勝した。【写真・関大お笑い王決定戦を制した襟足50センチの道古風杜さん、田中雄大さん(写真左から)】

8回目を迎えたお笑い決戦は、予選14組から選ばれた9組(襟足50センチ、さんぞく、時々グランドスラム、トマト犯帝、ドンパッチ、ファールボール、ヒガスミ、ピンチパーマ、マシュライオウ)が出場。決勝舞台でさんぞく、ヒガスミと腕を競い合った2人は、ジョーズのネタで1000人を爆笑させた。

優勝を決めた瞬間、田中さんと道古さんは叫びながら抱き合った。小学生から同じ学校という仲良しコンビ。田中さんが昨年まで学園祭実行委員をしていたため、関大のお笑い王決定戦には2年間出られなかった。「組みたくてウズウズしていた」と田中さんが話せば、道古さんも「高校にまで先輩のピンチパーマさんが優勝したという話が聞こえてきた。高校生の時からピンチパーマさんに勝ちたかった」と、関大お笑いの頂点に2度輝いた関大一高の先輩超えを果たした。

審査員を務めた雑誌「上方芸能」元編集長の広瀬依子さん(51)は「テンポが良く、スピーディーだった。若い人らしい笑いを取ってくれた」と若き力にエールを送る。M-1グランプリに挑戦したら…との声も周囲から出たが、田中さんは「この前M-1の予選に出たんですけど、道古がネタ飛ばしたんです」と暴露する。道古さんは「ネタとびました〜って言ったんですけど、めちゃくちゃすべりました」。学園祭の舞台では、100%の力を出し切った。

お笑いライブ出演のため関大に凱旋したゆりやんレトリィバァさん(27=13年文卒)から、優勝商品として色紙が届いた。「関大で一番おもしろいのはあなた!! 私の次に」とのメッセージに感激した2人だったが、道古さんは「……なんで1枚しかないねん!?」と猛ツッコミ。田中さんは「奪い合いですね」とボケる。就活を目前に控えた2人だが、このノリと勢いで乗り切って見せる。

【関連記事】関大お笑い王決定戦 優勝者にはあの人からメッセージ-2017年10月31日

関大お笑い王決定戦 法学部3回生コンビ・ピンチパーマが復活V-2016年11月8日

返事を書く