関西大学で2日、新入生6832人を対象とした新入生歓迎オリエンテーションが始まった。2024年はクラブ・サークルなど210団体が参加。あの手この手で、新入生を歓迎した。
【画像】2023年の新歓風景 まだまだマスク姿の学生が多かった
千里山キャンパスは、団体がガイダンスをするブースが所狭しと置かれた。ガイド本となる「サークルガイド」は、4500部を発行。初日だけで、3400部が新入生の手に渡った。
2024年度関西大学新入生オリエンテーション実行委員会の木山菜々恵さん(商3)は「大学生活は、自分のやりたいことが自由にできる。関西大学ではクラブ・サークルがたくさん活動しているので、そこでしか出会えない仲間とかけがえのない4年間をつくってほしい」と呼びかけた。
木山さんによると今年度から、サークルガイドやクラブ・サークルの立て看板に記載される「連絡先」が、代表者(新歓担当者)の氏名と団体のインスタグラム、Xの公式アカウントや公式のメールアドレスに統一された(インスタ多し)。
2023年までは、個人の携帯番号やメールアドレス、アカウントが記載されていた。「去年までは載せてたんですけど、個人情報の問題がある。公式の連絡先に統一した。今年から1回、やってみようと。団体の方からもなんでダメなんですか、みたいな連絡が結構来たんですけど、ひとつひとつ丁寧に説明して変えてもらった」(木山さん)。これまでの勧誘者の学生証掲示やブースでの履修ガイダンスの禁止など、〝不適切にもほどがある〟新歓の風景も年々変わってきている。
代々、クラブ・サークルで受け継いできた立て看板の老朽化や保管場所に困る団体も多く、新歓時期のキャンパスを彩る立て看板設置を望まない団体も増えたという。
新入生を勧誘していたさつまいも愛好会の向井若菜さん(法3)は「去年はマスクしてたんですけど、今年はマスクなしで私たちの笑顔も見てもらえる。コミュニケーションがとりやすい。雰囲気もめっちゃいい」と、春が訪れたキャンパスに二重丸。関大生から2025年度の大阪・関西万博を盛り上げようとする関西大学万博部の西山美里さん(環境都市工3)は「万博に興味がある新入生が思ってたよりたくさん来てくれて、うれしくなった」と、手応えを感じていた。
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