南海キャンディーズの山里亮太さん(41=01年文卒)が、関西大学千里山キャンパスをサプライズ訪問した。自著「天才はあきらめた」(朝日文庫)を凜風館コラボレーションコモンズや総合図書館に寄贈し、芝井敬司学長(62)とも懇談。関大の女子学生に不審者扱いされ、逮捕されそうになった笑撃エピソードを語った。
春学期試験中のキャンパスに人だかりができた。なんばグランド花月で行われた単独ライブを終えた翌日、山里さんは思い出の場所に立っていた。大阪での収録などで時間が空くと、たびたび関大前を訪れるという。自伝エッセイを寄贈したいとの申し出に、学内にいた芝井学長が応対。関大生時代の話に花を咲かせた。
【写真】山ちゃんのラジオ番組にAD志願した関大生が可愛すぎる
山里さんは以前あった関西大学の男子専用寮・北斗寮(現ドミトリー月が丘)で4年間を暮らした。2年前の2016年にお忍びで千里山キャンパスを訪れた際、足を伸ばして5号門から千里山にある寮へ。2006年に女子寮に変わったことを知らず、メガネを外したマスク姿で30分ほど眺めているとドミトリー月が丘の女子学生が不審者と勘違い。あわや110番の〝すべらない話〟に、芝井学長も爆笑していた。
芝井学長は紀伊国屋書店、丸善雄松堂とコラボした「新入生に贈る100冊」を選定し、今年の入学式でリストを新入生6801人に配った。山里くんの本も…と、学長の〝推薦図書入り〟に山ちゃんは「学生の人たちにも、本を読むことは本当に自分を豊かにしてくれることを伝えたい」と熱く語った。
凜風館コラボレーションコモンズでは、山里さんが学生時代に入っていたバスケサークル・OBSTIN(オブスティン)の先輩だった関西大学教育推進部の岩崎千晶准教授とまさかの再会。その後、凜風館2階の食堂で昼ごはんを食べたが、握手やサイン攻めにも嫌な顔ひとつせず応じた山ちゃん。あまりの神対応ぶりに、関大職員も感心していた。
【関連記事】