チャットGPT(gguy/ stock.adobe.com)

関西大学は17日、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」への対応について、公式な見解を出し、大学のホームページなどに掲載し周知した。質問に応じて自然な文章を作成し、回答するチャットGPTをめぐっては、各大学がレポートや論文などへの利用を禁止したり、入学式などで注意喚起するなど対策に乗り出している。

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副学長(教育推進担当)名での書面では「技術革新の人類への貢献に可能性を見いだしつつ、教育研究機関として一定の課題が存在することも認識する」とし、チャットGPTに代表される生成系AIツールの使用について教員や学生に啓発を進めていくとした。

教育活動の質的向上や、学習効果を高める可能性は認めながらも「生成された文章、翻訳、質問応答等には、精度が高い情報から、誤り、剽窃等を含むものまであり、その評価は信頼できるものには至っていません」とし「生成系AIツールを正しく活用するためのスキルを身につける必要があり、倫理的な問題についても理解しなければなりません」と指摘した。

個人情報や機密情報の漏洩などセキュリティー上の問題にも触れ「その生成物をもって教員や学生の活動成果を代替するものではないことを理解しておく必要があります。本学としては引き続き生成系AIツールの活用について、検討を進めて参ります」と結んだ。論文やレポートでのチャットGPTの使用禁止、制限までは踏み込まなかったものの、注意喚起した形だ。

チャットGPTに「関西大学ではチャットGPTの使用について注意喚起が行われましたが、どう思いますか」と質問したところ「人工知能の使用に際しては、適切なルールやガイドラインを策定し、そのルールに従って適切な利用が行われるようにすることが必要です。関西大学が注意喚起を行ったことは、学生や教職員が人工知能の利用に関する問題について正しく理解し、適切な利用を行うことを促すための取り組みであると考えられます」との回答があった。なんてかしこい…。

「関大前で一番おいしいラーメン屋を教えて」との質問には「らーめん花月嵐(かげつあらし)、一風堂、非凡堂」と以前あった、または関大前にはないラーメン店を挙げ「非凡堂 関大前にある地元密着型のラーメン屋です。特に、濃厚な魚介スープが絶品で、地元の人たちからも愛されています」と、こちらはでたらめな回答だった。

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