民謡で鍛えた美声を披露した平井愛弓さん

大阪市の今宮戎(えびす)神社で行われる商売繁盛を願う2023年の十日戎(1月9~11日)で、参拝者に縁起物の福笹を授ける福娘の発表会が3日、同市内のホールで行われた。応募1906人から書類審査や選考会を経て40人が選ばれ、関大生からは濱島香乃さん(はまじま・かの、社会3)、平井愛弓さん(ひらい・あゆみ、文2)が福娘に。平井さんは官公庁などを訪問する3人の福娘代表に選ばれた。

【写真】〝100年に一度〟の関大生福娘逸材ポーズ決めたった!

平井さんは「私の民謡で、みなさまに福をお届けします」として、2歳から習うという民謡を披露。美声をホール全体に響かせ、審査員で毒舌の料理研究家として知られる土井善晴さん(65)らをうならせた。司会の商学部OB・桂文枝さん(79)のリクエストに応じ、一番得意だという熊本県民謡「おてもやん」を熱唱。「民謡をきちんとやってないと、あの声は出ない。めっちゃええ声」と絶賛された。

福娘代表に選ばれた文学部2回生の平井愛弓さん(一番右)
留学生3人を含めた43人の福娘

福娘代表として、文枝さんから名前を呼ばれると「信じられないんですけど、とてもうれしいです。私の民謡がみなさまに伝われば、通ると思っていました。自分の歌が届いて、うれしかったです」と声を弾ませた。関西大学のアカペラサークル・Brooklyn304に所属。自身のSNSで、歌唱動画を投稿するなどしていて「歌うことが好きで、日本中のみなさまに歌を通して元気を届けたいと思ったからです」と福娘に挑んだ。

アナウンサーの登竜門としても知られる福娘。歌手とアナウンサーの夢で迷う平井さんは「関大生のみなさん!福よ、届け!」と、十日戎を前に福をおすそわけ。関大を目指す受験生にも「努力は必ず報われます。希望を忘れずに頑張って下さい!」と、福娘パワーでエールを送った。

濱島香乃さん

濱島さんは「大切にしている言葉を書道で書いてきました」と、上手すぎる「挑戦」と書いた筆を披露。文枝さんに達筆をほめられると「これで15枚くらい書きました」とはにかんだ。一日だけ別人になれるとしたら、アンパンマンになりたいとアピール。理由を問われ「小さい子が大好きなんですけど、なぜか全然好かれない。そっぽ向かれちゃいます。存在だけで好かれたい」と当意即妙に返した。

インスタグラムで、今宮戎神社の「福娘募集」の広告を目にし、応募して約48倍の難関を突破。「ぼちぼちやっています」という就活シーズンに、幸先良すぎるスタートを切った。社会学部齊藤潤一ゼミの下で、ドキュメンタリー制作などを手がける濱島さんは「みなさんに福が来ますように!」と関大生にも〝福娘パワー〟を伝授。「みなさんの努力がきっと報われますように」と、受験生も気づかった。【佐野日向子】

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