関西大学のミスキャンパスコンテスト「ミスター&ミスキャンパス関大2020」のファイナルイベントが13日、オンライン配信で行われ、ウェブ投票で当日出演のファイナリスト男女5人ずつ10人の中から、第9代ミスター関大にマトバマテウス学さん(20=人間健康2)、第11代ミス関大に岸本沙季さん(21=商3)が選ばれた。2010年に始まった関大生総選挙。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は無観客で開催された。
TikTokとYoutubeを合わせた総フォロワー数が、なんと42万人。関大生にも人気の男性5人組グループ「トライズム」のマティこと、マトバさんがグランプリに輝いた。
「周りへの感謝の気持ちが増したというか…感謝があふれた。この賞を獲るために、協力して、応援してくれた」。父がブラジルとイタリアのハーフで、母が日本人。クオーターの青い目を、キラキラと光らせた。
プロサッカー選手への夢を動画配信に、そしてミスター関大に向けた。ブラジルにサッカー留学するなど、計12年間サッカーに打ち込んできたが、自身の実力ではプロになれないことを悟った。
「現実と理想のギャップを知り、サッカー選手の夢はきっぱりあきらめた。人前に立って、影響力を与えられる人になりたかったのがミスター関大への応募のきっかけ」。スマホの画面を通じて、新たな夢へ情熱を注いだ。
自己PRではステージ上で、美声を響かせたマトバさん。芸能界からの誘いもあり、アーティストを目指していく。「人の心を動かす仕事がしたい。今の時代SNSとシンガー、両立はできる。サッカーではつかみとれなかった、理想の自分になれる」。ミスターの座を手にした異能の関大生。人気ティックトッカーとしての活躍だけでなく、さまざまな分野で名をとどろかせていく。
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