プロ野球パ・リーグのオリックスからドラフト2位指名を受けた関西大学体育会野球部の野口智哉さん(人間健康4)が20日、千里山キャンパスで同球団から指名あいさつを受けた。
【写真】ブースポカメラマンの前でスイングを披露する野口智哉さん
オリックスの谷口悦司スカウト(42)から、頭にバファローズの帽子をかぶせてもらうと「勝負の世界に立てた実感。ようやくスタートラインを迎えることができた。開幕1軍が自分の目標ですね」と語気を強めた。
午前11時から行われた指名あいさつの間、野口さんは緊張しっぱなしだった。谷口スカウトは「チームとして即戦力のセカンド、ショートが欲しかった。ポジティブ志向もプロ向き。紅林や太田、安達の間に入ってこれるし、おびやかすような選手になる」と、スカウト全員一致で指名を決めたことを明かした。
内匠政博スカウト(53)は「いい目をしている。(顔の)マスクもいい。人気も出る」と、野口さんのイケメンぶりに太鼓判。ようやく表情がほぐれた。「すごく高い評価をいただけたので、それに応えるような選手になりたい」と指名に感謝した。
11日のドラフト会議後、野口さんのもとには200通以上のLINEが。キャンパス内でも、見知らぬ関大生から「おめでとう」と声をかけられたという。
ショートのポジションにこだわりを見せる野口さんは「見習わないといけないし、良いところを盗んで戦えるよう頑張ります」と、オリックスの遊撃手としてブレーク中の紅林弘太郎選手を早くも意識した。(小野桃子・村岡すみれ)
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