関西大学は9月27日までに、新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種で関大生1万6826人がワクチンを接種したことを明らかにした。関西大学の学生数は2万9593人で、接種率は56・8%。堺キャンパスでの1回目接種が終わった後の9月13日時点の人数で、学生個人が自治体等で接種した数は含んでいない。
大学が行った事前の調査では、学生の約58%、約1万7500人が接種を希望していた。
また、関大生の保護者会・関西大学教育後援会が千里山キャンパスでワクチン接種した関大生に配布した500円分の「コロナ禍の関大前商店会を応援するクーポン券」の多くが、未使用になっていることが分かった。
関係者によると、関大前商店会加盟の店で使用できるクーポン券はこれまでに約900万円分が配布されたが、実際に使用されたのは8月上旬時点で約150万円あまり。9月30日の期限を前に「加速度的に利用が増えてきた」(店関係者)と話すが、1万人以上が使用しないまま。;
関西大学の秋学期は10月11日までオンライン授業になったが、クーポン券の利用期間延長はないという。関係者は早めの利用を呼びかけていた。
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