関西大学生協食堂の公式ツイッター@KTAsgpRgjYGAz9jが4月19日、大学の急な休講による食材廃棄を防ごうと「助けてください。コロナ禍による食材廃棄が深刻です 凜風館食堂でうどんと玉子の安売りをしています!」などとつぶやいたところ、4月21日現在でいいねが9500超、リツイートが7800超とバズった。
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関西大学生協によると玉子1600個、焼きそばやうどんの麺800玉が2日間で完売した。同生協飲食事業部の尾形恒さん(57)は「半分でも売れたらと思っていた。感謝しかない」と関大生の協力に感激。ツイッターの反響に驚いていた。
新型コロナウイルス感染急拡大の影響で、大阪府は4月15日、府内の大学に授業を原則オンラインで実施するよう要請。関西大学は同日夕方、府の要請を受け4月19日から5月5日まで授業をオンラインで実施すると学生に周知し、移行期間として4月16 、17日の対面授業を休講とした。
すでに4月16、17日分の食材を発注した後の休講措置。関大生協は困った。千里山キャンパス凜風館2階の食堂だけでも、1日にうどんが400~500食出るといい「まるまる余った。このままでは捨てることになる」と、まずは生協の職員やパート従業員に向け販売。ふだん学生向けに食材は販売しないが、食堂にワゴンを出して売り出した。
うどん10玉100円、玉子10個1パック150円という破格値とツイート効果で、ひとり暮らし学生を中心に関大生が殺到。尾形さんは「ほぼ学生でした。原価以下で売りましたが、大量に廃棄するよりは…」と胸をなで下ろす。
台風接近などで大学が急に休講になり、食材が余る場合もあるといい「今年またこんなことがあれば、またよろしくお願いします…」と関大生に協力をお願いしていた。
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