関西大学で行われているICT(情報通信技術)を使った面接トレーニング

就活シーズン真っ只中。この時期、就活生が一度は耳にするのが面接での武勇伝や、やらかしエピソード。関西大学にも、酒造メーカーの大関(おおぜき)の面接でいきなり逆立ちし「関大が逆さになって、大関です」と言った関大生の伝説がある。新聞や就活関連の本でも紹介された話ですが、これって本当のこと!?兵庫県西宮市に本社がある大関株式会社を取材しました。

1987年(昭和62)に出版された関西大学漫画研究会著「関大画報」(清水書院)に掲載されたエピソードを例に引く。

-次には、「酒の大関」の面接にて、関大生のした話。彼は面接官からの「君はどういう形で我が社に貢献してくれるのかね。」との問いに対して、その場で気合を入れて逆立ちをして、面接官に向かって、こう答えました。「関大が、逆になって、大関です」(関西大学漫画研究会著「関大画報」より、原文ママ)

学生は度胸が認められて内定したという説と、やっぱりお祈りだったという説がある。

【写真】大手ラジオ局に内定した元NMB48の関大生・河野早紀さん

大関の担当者は、ブームスポーツの取材に「そんな話、私は聞いたことがないです。初耳です…」と苦笑。あれ?ウソなの??総務人事部に確認していただいたところ、衝撃の真実が発覚した。

「面接で逆立ちをした関大生はいません。ただ、関大を逆さにしたら大関ですと面接で答えた人はいたそうです」(大関の担当者)。ウソではないが、盛りまくってかなりマシマシな話ではあるようだ。

関大生はいま大関で働いているのか…?「それはわかりませんが、もし受かっていても、もうとっくに定年になっていると思います。昭和30、40年とか、そんなかなり昔の話なので…」(同)。昭和も、平成も終わろうとしている2018年まで、連綿と語り継がれてきた噂話に乾杯!大関だけに…。

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