関西大学は5月1日、春学期の授業をすべてインターネットを利用したオンライン授業で行うと発表し、学生に周知した。キャンパスでの対面授業は原則として行わない。
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春学期の定期試験や到達度テスト、レポートによる試験も行わないことを決定。それに伴い、すでに発表していた学年暦を変更した。補講を含めた授業期間を8月8日まで延長。試験が実施されないため、学生の成績評価方法を変更するという。
成績評価方法について、関西大学広報課はブームスポーツの取材に「成績の評価方法は科目、授業担当者によって違う。いろいろ手続きもあり、まだ確定していない。何らかの方法で学生に周知する」と説明した。
オンライン授業では困難な理工系学部の実験や、体育の授業については「緊急事態宣言の状況による。各学部で検討中」(広報課)とした。緊急事態宣言が解除されキャンパスへの立入禁止措置が解かれた場合、キャンパス内で実験などを行う可能性を示唆。体育については「課題をオンラインで動画を送ってもらって、講師がそれをもとに採点するというやり方もある」(同)と話した。
また、5月6日までとなっているクラブ・サークルの学内外での活動禁止期間は、緊急事態宣言の継続に伴い延長される。緊急事態宣言が解かれても、コロナ感染拡大を防ぐため春学期期間中は課外活動を制限すべきとの意見も学内ではあり「緊急事態宣言が解かれた後のクラブ・サークルの取り扱いについては協議中です」(広報課)とした。
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