関西大学がひとり暮らし学生に5万円給付 総額5億円支援策発表

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閉鎖が続く千里山キャンパス

関西大学は4月30日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける関大生の修学支援として、ひとり暮らし学生に一律5万円を支給すると発表した。支給には申請が必要で、5月中旬からの給付を目指す。

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すでに申請受付が終了した「関西大学家計急変者給付奨学金」(年間24万円)を追加募集するほか「新型コロナウイルス感染症家計急変給付奨学金」(年間12万円)を新設。大学独自の給付型奨学金制度を拡充する。

また、アルバイト収入の減少などで生活資金が必要になった学生に無利子での短期貸付を行う「関西大学短期貸付金」の上限を、3万円から10万円に引き上げた。

ネット環境整備への支援として、オンライン授業に必要なノートパソコン200台、Wi-Fiルーター300台を貸し出すほか、学費の延納・分納制度の手続き、納入期日の延長も発表した。

関西大学広報課によると、関大生への経済支援策の総額は5億円。13学部のひとり暮らしの割合は2019年度の大学調査で23・2%で、約7000人が5万円給付の対象に。原資は検討中という。

給付を学生全員ではなく、ひとり暮らし学生に限定したことについては「店の休業などでアルバイト収入の道が閉ざされ、自宅生に比べて家賃や食べていくこと自体に困っているひとり暮らし学生に手を差し伸べることを優先した」(広報課)と説明した。

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