関大生の父母・保護者で組織される関西大学教育後援会は19日までに「思い出に残る卒業記念写真画像」として、芝井敬司学長(64)とのツーショット写真を合成できる画像加工用の素材を公開した。同会の特設ページhttp://www.kansai-u.ac.jp/pa/graduation_photo/index.htmlで、3月31日まで無償で提供される予定だ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、19日に予定されていた関西大学の卒業式が中止に。父母・保護者のキャンパス入構も制限された。記念撮影を望む父母からの声を受け、データ公開が決まった。
画像は千里山、高槻、ミューズ、堺の各キャンパスと凜風館前、卒業式典の6パターン。いずれも芝井学長の「合成あり」「合成なし」が選べる。学長はフリー素材化を快諾。〝コスプレ〟で写真撮影に臨んだ。
教育後援会の担当者は、ブームスポーツの取材に「着物や袴を選ぶ時に前撮りをしていて、自身の画像データを持っている人が多いと聞く。いまの学生はスマホなどで、画像加工が得意かと思う。自身やご両親や友人などの画像を落とし込んでほしい」と活用を呼びかけた。
予想の斜め上を行く今回の画像公開。心ないネタ画像に悪用される可能性も大だが、同担当者は「性善説というか、みなさんの善意に託しています」とした。
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