関西大学の第42回統一学園祭が1日、4日間の日程で開幕した。初日は千里山キャンパスの悠久の庭に設けられた中央ステージで午前10時からオープニングセレモニーが開かれ、800人の関大生が集結した。

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毎年奇抜なアイテムで学園祭のオープニングを盛り上げる副学長の高増明社会学部教授(65)は、今年は電動式のキックボードに乗って登場。LED(発光ダイオード)の投影機をセットすると関大の校章をホログラムで映し出し、学生の拍手を浴びた。

昨年はセグウェイに乗って学生の度肝を抜いた高増学長は「昨年は10万人を超える方が訪れていただいた。ぜひ来場者の方を楽しませるような、見事な舞台であるとか模擬店で見せていただきたい」と期待を込めた。

統一学園祭実行委員を代表してあいさつした構成委員会委員長の向山隼輝さん(21=化学生命工3)は「この日のために多くの関大生がさまざまな準備をしてきた。この4日間悔いなく終われるよう精いっぱい笑い、精いっぱい泣き、精いっぱい楽しみましょう」と、秋の祭典への思いを込めた。

向山さんと常任委員会委員長の塩川啓矢さん(21=社3)が開会を宣言すると、無数のジェット風船が澄み切った秋空に放たれた。4日間で186のサークル・ゼミが模擬店を出店。初日はアインシュタイン、祇園、さや香のお笑いライブが行われ、千里山キャンパスは平日にもかかわらず来場者でごった返した。

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