4月から関西大学で「学修コンシェルジュ制度」が試験的に導入された。関大のさまざまな部署の職員が、コンシェルジュに就任。関大生の学修サポートや、学生生活での悩み相談などに乗る。3日に千里山キャンパスで行われた新入生歓迎の集いでは、40人のコンシェルジュが紹介された。
学生生活での相談窓口になっている関西大学の「学生生活・支援センター」には、ここ3年で1000件以上の相談が寄せられていた。バイト先でのパワハラ、ストーカー被害の相談もあるという。職員がより積極的に学生をサポートする必要があるとして〝担任〟制度が始まった。
【写真】学修コンシェルジュ明原渡さんの関大生時代 平昌五輪で宮原知子さんを応援
1人暮らし関大生1000人が参加した新入生歓迎の集いでは、コンシェルジュが1人ずつ各テーブルに配置された。自身の紹介や連絡先が書かれた紙を、新入生に配布。歓談タイムでは、初めての1人暮らしへの不安や、サークル選びなどの相談をさっそく受けていた。
コンシェルジュの1人で、4月から関大職員となった明原渡さん(22=19年文卒)は、昨年まで関西大学応援団の団長を務めていた。「関大生の不安をひとつずつ無くしていきたい。いろいろな悩みがあると思うので、ぜひ頼ってください」と、職員としても関大生を応援する。
新入生歓迎の集いにサプライズ出演し、学修コンシェルジュ制度を新入生に紹介した山里亮太さん(42)は「すごくいいシステム。大学は初めてのことだらけ。僕はたまたま学生寮で先輩がいたから聞くことができましたけど…。もっとみんなが知って、フル活用してもらえれば」と利用を促していた。
【関連記事】
【写真】「関大で一番おもろいやつ誰やねん選手権」に出た関大生時代のゆりやん
【写真】南海キャンディーズ・山ちゃんのラジオ番組にAD志願した関大生がかわいすぎる