関西大学のラーメンサークルめんこいが、JR大阪駅前西梅田スクエアで開催中のラーメンフェス・天下統一ラーメンバトルで行われる「関西学生ラーメンバトル」に参戦。関学大、同志社大とのガチンコラーメン対決に臨む。
3月18、19日の午後2時からステージで行われるラーメンバトルでは、各大学があっさり味、こってり味の創作ラーメンを調理。本気の一杯を審査員がジャッジし、No.1ラーメンを選ぶ。めんこい代表の山口稔弘さん(20=システム理工2)は「自信があるし、出場するからには優勝したい。一番おいしいと思ったものを出しています」と胸を張った。
80人の部員を率いる山口さんは、1年に100杯以上のラーメンを食べ、阪急淡路駅前の人気店・縁之助商店でバイトする。プロの助言や店の厨房も借り、約2カ月かけて究極のメニューを作り上げた。18日は「河内鴨100%清湯と三種の鴨チャーシュー〜ハマグリのジュレと泡を添えて〜」=写真左。19日は「彩り野菜の洒落乙(しゃれおつ)ラーメン」=同右=で勝負に挑む。
統一学園祭ではラーメン模擬店を出店。2日間で800杯の売上を誇る。山口さんは20歳の誕生日、バイト先の店を貸し切り、部員と彼女にラーメンを振る舞った。「彼女に出すものだから、おいしくなかったら出せない」と魂を込めた一杯は、最愛の人をさらにホレさせる味だった。
優勝した大学のラーメンが、有名店のメニューとして採用される。山口さんは「めんこいとしてはイベント初参戦。新歓シーズンも間近なので、新入生にもアピールできれば」と腕をまくる。千里山キャンパス周辺に13店がひしめき、関大と言えばラーメンと称されるほど。偏差値で負けても、ラーメン対決では関学や同志社に負けるわけにはいかない。【写真・関西学生ラーメンバトルに出場する関大ラーメンサークルめんこいの山口稔弘さん(左)を、バイト先の店員も応援=大阪市東淀川区】