関西大学千里山キャンパス正門前のカフェ・ムーランが20日、閉店した。最終日には、閉店を惜しむ関大生ら約300人が店を訪れ、社会学部の学生から第2の学食“社ムーラン”として親しまれた店はごった返した。【写真・閉店後関大生スタッフに送られる村上ちぐささん=2017年1月20日】

ムーランは2009年9月オープン。神戸市出身の店主・村上ちぐささん(51)が腕をふるう神戸ライス(そばめし)やオムライス、シェイクなどが人気を呼んだ。オープン前に訪れた関大前の王将の座敷で、関大生が寝ている姿を目撃し「この街で店を出してやっていけるのか…」と不安になったというが、関大前のオカンとして定着した。

健康上の理由で、関大生の“青春のキッチン”を閉める。最終日だけで2度食べに来た学生も。「閉店を本当に残念に思っている、という声を聴いてグッときました。スタッフにもお客さんにも恵まれた店だった。本当に感謝しかない」と村上さん。7年4カ月開け続けたシャッターを下ろした。

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