関西大学総合情報学部徳山ゼミの学生21人が、大阪市の京セラドーム大阪を訪問。プロ野球オリックス・バファローズの球団職員から「ベースボールマーケティング基礎」講義を受けた。

オリックス-ソフトバンク戦開始前。選手が練習で汗を流すグラウンドの地下で、同球団の三上尚弘事業本部長(59=79年経済卒)によるアツい授業が行われていた。

球団経営に関するイロハを叩き込む。「野球とホテルのビジネスは似ている」「チームがバトルなら、業界はコンクール」。講義後、試合を観戦する学生に「野球業界の視点で試合を視察して」と注文した。

徳山ゼミの学生は、7月に高槻市で行われる2軍のオリックス-阪神戦で来場者調査を行う。調査結果を分析し、球団関係者などに2軍の観客動員を増やす戦略をプレゼンテーションする。

オリックスは関西の各大学と連携し、来場者調査や試合で行われるイベントをプロジェクトを積極的に行っている。【写真上・総合情報学部の学生に球団経営の基礎を教える三上尚弘事業本部長 写真下・スタンドで球団職員から球場内で説明を受ける徳山ゼミ生=4月27日、京セラドーム大阪(撮影・岡田拓也)】

授業を終えた三上事業本部長は「関大生は反応がいいし、先生も熱心。知らない大人の前でプレゼンすることで、度胸をつけてもらいたい」と、後輩たちの提案に期待。徳山美津恵教授(40)も「関大生に合っているプロジェクトだと思う。一番重要なのは仮説を立てる力。よい仮説を立ててもらいたい」と、実践的すぎる授業の成果を見込んだ。
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