関西大学の第48回統一学園祭があす11月1日、千里山キャンパスで4日間の日程で開幕する。2025年の学園祭タイトルは「祭前線（さいぜんせん）」。コロナ禍前の2019年に記録した来場者数11万2558人を超える過去最多の15万人を目標に掲げた。
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3500人規模で開催される11月3日の学園祭ライブ（中央体育館）には、6人組ダンス＆ボーカルグループ・GENERATIONSが来演。ボーカルの片寄涼太さん（31）は、2024年のトークショー出演に続く2年連続の統一学園祭登場となる。俳優の佐藤二朗さん（56）＝11月1日、関大凱旋となる5人組YouTuberグループ・Lazy Lie Crazy（レイジー ライ クレイジー、略称レイクレ）＝11月2日、フリーアナウンサーで女優の森香澄さん（30）＝11月4日＝がBIGホール100でのトークショーに出演。チケットは完売となっている。
模擬店は4日間でのべ180団体が出店。2025年の品目はフランクフルト、ギョーザ、焼きそば、焼き鳥が人気。ラムネやレモネードなどドリンク類の出店も目立つという。
関西大学を舞台にした映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」（大九明子監督）の聖地初上映となる無料上映会が11月2日、KUシンフォニーホールで行われるほか、2010年以来15年ぶりにかつて“学園祭の華”だったプロレス興行（11月1日午後3時ゴング＝凜風館裏特設リング）が復活する。
統一学園祭実行委員会常任委員会委員長の山田拓登さん（文3）は「今年の統一学園祭は、学生の“努力と情熱を爆発させる最前線の場”にしたい。『祭前線』には、挑戦を恐れず、自分の限界を超えていく学生たちの覚悟を込めました」と、タイトルに秘めた思いを語った。
約800人の学園祭実行委員が、4日間の祭典のために約1年間の準備期間と情熱を傾けてきた。「学園祭は、学生が本気で挑戦できる数少ない場だと思っています。誰かにとっての“思い出の1ページ”をつくるために、一人ひとりが自分の役割を全うしながら、800名全員で支え合っています。準備は決して楽なものではありませんが、その分だけ当日生まれる笑顔や感動には大きな価値があると信じています！」と胸を張った。
「今をときめくアーティスト、豪華俳優陣、人気YouTuber…どの世代の方が来られても楽しめるような仕組みと、学生ひとりひとりの情熱と努力が詰まった企画の数々。関大生の情熱が千里山キャンパスを包み込むような、そんな学園祭になるはずです」と、来場者数の記録を塗り替えるコンテンツがそろった。
前人未踏の来場者数15万人達成は簡単なことではないが「今年の実行委員会には、それを実現できるだけの熱量と一体感があります。SNSでの発信や地域との連携、企画の質向上など、あらゆる面で『とどける』工夫を重ねてきました。“関大の学園祭に行きたい”と思ってもらえる瞬間を積み重ねていけば、15万人という目標にも必ず近づけると信じています。今年は、その可能性を本気で感じています」と、手応えを感じている。
「学園祭はただのイベントではありません！関大生のみなさんにはぜひ日々の努力と思いを。この統一学園祭で形にしてほしいなと思います。同時に仲間と本気で何かを作りあげる楽しさを感じてほしいなと思います。この学園祭は間違いなくみなさんの記憶に残る4日間になるはずだと信じています。当日はぜひ学生たちのまっすぐなエネルギーをその肌で感じ、『関大ってすごいな』と少しでも思っていただけたらうれしいですね。ぜひ気軽に足を運んでいただき、我々の『祭前線』を体感してください！」。千里山キャンパスが一番盛り上がる季節がやってくる。
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