前田裕学長から卒業証書を受け取る卒業生

関西大学の2023年度卒業式が19日、千里山キャンパスなど各キャンパスで行われ、13学部の6152人が晴れの門出を迎えた。午前、午後2部制の卒業式では、はかま姿やスーツの学生が出席。コロナ禍前にあった胴上げや紙吹雪が舞う光景はなくなったが、悠久の庭は記念撮影するグループやサークルであふれた。

【写真】コロナ禍前の卒業式風景…胴上げ&紙吹雪

今年度の卒業生は2020年入学。新型コロナウイルスの影響で、同年の入学式は中止された。前田裕(ゆたか)学長(68)は式辞で「2020年度に入学された方は、入学式も中止され、大学生活の出会いの機会を奪われた。自分の夢や目標、意欲や熱意を奪われた方も多くおられる」とコロナ禍を振り返った。

千里山キャンパスの中央体育館で行われた関西大学の2023年度卒業式

その上で「そのような中でも皆さんは、関西大学卒業という大きな成果を上げられた。皆さんの努力を讃え、協力に感謝します。ここにおられる全ての皆さんを、誇らしく思う。皆さんとともに乗り越えて来られたことは、関西大学の誇りです」とねぎらった。

艶やかなはかま姿の卒業生

社会学部を卒業した堀越香音(かのん)さん(22)は「私たちの世代は、入学式がなかった。無事に卒業式が挙げられることができて、非常にうれしく思う」と笑顔。文学部卒業生の柿本穂佳(ほのか)さん(23)は「入学式が何もできなかったので、卒業式は髪を染めたりして、頑張ってきました!」と、艶やかなピンク色のはかまで色香を振りまいていた。

卒業生にはアクリル板パーテーションを再利用したフォトスタンドが配られた

卒業生全員に記念品として、学内で飛沫防止用のアクリル板パーテーションを再利用したフォトスタンドが配られた。商学部を卒業した倉角岳人さん(22)は「すごくセンスを感じる。コロナ直撃世代で、対面授業になってもアクリル板があったり。隔てていたものが、手元に渡ってくる。裏返しのようで、いいなと感じた。彼女との思い出の写真を飾りたい」と飾る写真を決めていた。【佐野日向子】

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