関大生のチームが松坂屋高槻店前でパンを路上販売する「名前のないパン屋さん」

関西大学総合情報学部2回生の村田晴紀さんをリーダーとする関大生5人のチームが「フードロス削減×集客」の実証実験として、4月12日までの毎週水・金曜日限定で、大阪府高槻市の松坂屋高槻店前で「名前のないパン屋さん」という路上販売のパン屋を開店した。

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高槻市内のパン店4店舗から売れ残ったパンを買い取り、その日の午後8時から250~500円でセット販売。初日から11~12セットが20分ほどで完売するなど、盛況だという。

村田さんらは、関西大学が大学昇格100年の2022年に創設した社会的課題の解決を目指すプログラム「山岡塾」の1期生。村田さんはコンビニの食品廃棄に関心を抱いていたといい、期限切れ直前の商品を店舗が値引きし、消費者に情報発信するアプリを考案した。

関大生のチームが松坂屋高槻店前でパンを路上販売する「名前のないパン屋さん」

アプリのユーザーになりうる値引き商品の主な購買層を知るために、まずは常温で保存できるパンでフードロス削減の実証実験を開始。総合情報学部生にもなじみがある松坂屋高槻店前に机と商品を並べ、路上販売を始めた。週2回、夜8時から10時までの開店だが、1時間あたり1000人の人通りがある場所での反応は上々だ。村田さんは「40代の主婦が多いですが、子連れの方も、サラリーマン男性もいる」と話す。

売上金の一部は、売れ残りのパンを買い取った店で使えるクーポン券として還元。新規顧客獲得へつなげるという。「いろいろ仮説を立てているので、それができていなかったら考え直します。まずは12日間取り組みを続ける」。商店街や地域一体の取り組みに広げ、アプリをリリースしたいとする村田さんの夢は、パンのように膨らむ。

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