関西大学応援団吹奏楽部吹奏楽部が12月5日、大阪市のザ・シンフォニーホールで、年末恒例の集大成公演「クリスマスコンサート」と「第60回定期演奏会」を開催。コロナ禍で2020年は配信のみだったが、2021年の今年は2年ぶりに有観客で行われる。
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午後3時からの「クリスマス-」では、オーケストラの定番、ルロイ・アンダーソンの曲が中心。午後7時からの定期演奏会では、和の世界を体現する「三つのジャポニスム」をメインに、シンフォニックな曲を送る。
同部の関谷香琳さん(システム理工2)は「クリスマスコンサートは吹奏楽を経験していない人でも楽しめる、誰でも聴いたことがある曲目が中心。定期演奏会はシンフォニックな曲が多くなっている。メーン曲の『三つのジャポニスム』はすごい和風音楽。日本の四季を表す音楽になっていて、本格的な桶太鼓とかも使って迫力満点です」と見どころを語った。
関西大学では、コロナ禍によるクラブ・サークルの活動制限が11月から緩和され、有観客公演の開催が可能に。シンフォニーホールでは、1公演あたり約1600人の観客を動員する。関谷さん自身も、観客を前にしての自主開催公演は初めてといい「たくさんのお客さんに入ってほしい。シンフォニーホールでは、お客さんが360度から拍手してくれると先輩から聞いている」と別の緊張がある。
2021年4月から、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(大阪市音楽団)のサクソフォン奏者・福田亨氏を音楽監督に招いた。8月の大阪府吹奏楽コンクールでは金賞、関西吹奏楽コンクールでも銀賞を受賞。野球やアメフトのスタジアムでの応援も復活した。「やっと本来の部活ができるようになったという感じ。新しい関大サウンドを聴いていただける」と、85人の部員が本番に向け練習に励んでいる。
公演は大手プレイガイド・イープラスのライブストリーミングサービス「Streaming+(ストリーミングプラス)」でも有料配信される。アーカイブでも1週間視聴できるチケットは1000円の「レギュラーチケット」と5000円の「応援チケット」、1万円の「プレミアム応援チケット」があり、応援チケットは同部の楽器購入資金や日本ユニセフ協会への寄付に充てられる。
気軽な来場、視聴を呼びかける関谷さんは「1年間の集大成。これだけのものを創っている、頑張ったというのを見て欲しい。何よりも私たちは応援団吹奏楽部なので、演奏会を通して関大生のみなさんに楽しんでいただける、元気になってもらえることができたらうれしい」と、関大生を鼓舞する演奏を誓っていた。
入場料は「クリスマスコンサート」が1000円。定期演奏会が1500円(いずれも全席指定)。チケット販売システム「チケットペイ」で受付・販売中だ。
【クリスマスコンサート】 https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=35811
【第60回定期演奏会】 https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=35812
【配信チケット・クリスマスコンサート】https://eplus.jp/kusb-xmas-st/.
【配信チケット・第60回定期演奏会】https://eplus.jp/kusb-12-st/
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