関西大学外国語学部の吉田信介ゼミの学生が、11月22 日から 12月6日までの10 日間 (土・日、祝日をのぞく)、千里山キャンパス第2学舎の不二家食堂とコラボし、ガパオライスやタコライス、豆腐チーズキーマカレーなどの日替わりメニューを480 円で販売。1 食につき20円を、開発途上国の子どもたちへの給食提供のために寄付する。
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1日30食限定で販売し、期間中6000 円=300食分の給食をアジア、アフリカの途上国に届けることが目標だ。関西大学のSDGs(持続可能な開発目標)ウイークに合わせての試み。 先進国の参加者と開発途上国の子どもが、食事を分かち合うという理念「TABLE FOR TWO」 に吉田ゼミと不二家食堂が共鳴した。
同ゼミの鎌田環さん(外国語4)は「身近なところで、自分たちがSDGsの当事者だということを感じてほしい。日常でなかなか食べられない海外のメニューを集めました」と、関大生に食での協力を求めた。
吉田ゼミの学生は期間中の昼休み、同食堂に常駐して家で眠っているぬいぐるみや、不要になった化粧品の寄贈も募る。回収したぬいぐるみや化粧品のうち、まだ使用できるものはアジアリサイクル貢献活動団体を行う団体を通じ、タイの孤児院などに送られる予定だ。
国際協働をテーマにする外国語学部吉田ゼミは、現在の4 回生・10期生がゼミ自体のラストイヤー。コロナ禍で海外での活動ができず、キャンパス内での国際貢献や、関大生のSDGsへの理解を深める活動に注力している。
同ゼミの宇津見あゆさんは「SDGsと言うと意識高いねとか、ボランティアのものだと思われる。関大生も当事者で、身近な食や化粧品、ぬいぐるみで気軽に参加してほしい」と訴えた。
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