関西大学の前田裕学長(ゆたか、65)は19日、6月1日以降の授業実施形態について「大阪府が大学に対してどのような判断をされるかが非常に重要なポイントだと思っている」と述べた。
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関大は4月6日の春学期スタートから対面授業が実施されていたが、大阪府の要請を受け4月19日から原則オンライン授業に。当初は5月5日までとされていたが、緊急事態宣言の発出および延長を受け、解除までオンライン授業を継続するとして5月31日までとなっている。
前田学長は、大阪市が緊急事態宣言下の5月24日から、小中学校で対面授業を全面再開すると発表したことなどに触れ「緊急事態宣言と遠隔授業はセットだったが、ニュアンスが変わってきている。大学への要請という部分と、緊急事態宣言の位置づけが必ずしも一体になっていないのか。判断しないといけない」とした。
緊急事態宣言発出の有無にかかわらず、政府や大阪府が大学の授業についてどのような要請をするのかを重要視しているとした前田学長は「6月に入ってからは大学の授業を通常でやってもいいですよと要請が変わる、ということになれば、授業に対する考え方や対応をすみやかに通常の状態に戻したいということを慎重に検討していきたい」と話した。
2020年度は5月1日に春学期の授業をすべてオンラインで行い、春学期試験も行わないとと発表。緊急事態宣言が解除されても変更されなかった。春学期の折り返し地点となる6月1日以降は、大阪府の要請によって対面授業再開かオンライン授業継続かが決まりそうだ。
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