関西大学生活協同組合(関大生協)が、4月5日の春学期開始に合わせ、平日授業日に行っている関大生向けの100円朝食と100円夕食を再開した。170食が用意された朝食は、151人が利用。100食限定の夕食は、初日から完売した。
100円朝食は2015年4月に始まり、2021年で7年目。千里山キャンパスの朝に、すっかり定着した。関大生の保護者でつくる教育後援会が、1食あたり約400円かかる経費の差額分を負担。関西大学の学生証を見せれば、誰でも利用できる。
2020年11月16日にスタートした100円夕食は、関西大学と関大生協の協働でテイクアウトの日替わり弁当を午後4時から凜風館2階の生協食堂で販売。30分前から整理券を求め列ができ、5日も午後4時5分ごろに完売した。1食あたり480円かかる経費との差額は、教育後援会や卒業生組織の校友会などの協力で補っている。
100円朝食は、年間を通じてサービスを行う。100円夕食は、当面4月30日までの実施が決まっている。関大生協飲食事業部の尾形恒さん(57)は「コロナの先は見通せないが、100円夕食はなるべく一人暮らしや生活に困っている学生に利用してほしい」と呼びかけた。
この日、朝食と夕食の両方を利用した大学院生の那須幸実さんは「純粋にコスパ最高。大学からも予算が出ているので使わない手はないです。一人暮らしを始めたので、100円朝夕食のありがたみがよくわかる」と、新入生にも利用をすすめていた。
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