関西大学は31日までに、前田裕学長(ゆたか、64)と大手書店の丸善雄松堂、紀伊國屋書店が選定した2021年度版「新入生に贈る100冊」を発表。4月1日に入学する新入生約6700人に案内し、読書の重要性を呼びかける。
【写真】千里山キャンパスをサプライズ訪問した福徳さん…関大生におなじみあの教室!
前田学長の推薦本20冊の中には、お笑いコンビ・ジャルジャルの福徳秀介さん(37=06年文卒)の小説デビュー作で関西大学千里山キャンパスを舞台にした「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(小学館)が入った。学長の「君が今朝歩いた関大・法文坂や大教室がホロ苦恋愛の舞台です。読むぞ!」とのコメント付きだ。
100冊は関大生の保護者会・関西大学教育後援会が購入し、各キャンパスの図書館に配架。約9割の書籍が電子書籍でも読むことができる。
関大生専用の読書お助けアプリ「KANDAI BOOK LUCK!」も開発。「ぴえん」「エモい」「ワンチャン」といったカテゴリーを選択すると、ランダムでおすすめの本が提示される仕組みになっている。
2020年度「100冊」の電子書籍へのアクセス数は、1万2276件。コロナ禍で自宅にいる時間が増加したなどの背景もあり、19年度に比べて2.5倍になった。
アクセス数のベスト3は「10代のうちに知っておきたい折れない心の作り方」(水島広子著、紀伊國屋書店)、「10代のための疲れた心がラクになる本」(長沼睦雄著、誠文堂新光社)、「学生時代にやらなくてもよい20のこと」(朝井リョウ著、文藝春秋社)だった。
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