前田裕学長の式辞をモニター越しに見る新入生=関西大学千里山キャンパス千里ホール

関西大学の2021年度入学式が1日、2年ぶりに関西大学千里山キャンパスなど4つのキャンパスで行われ、13学部6660人が関大生としての第1歩を踏み出した。2020年はコロナ禍で入学式は中止。春風が桜の花びらを散らす中、いつもの春の光景がキャンパスに戻ってきた。

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午前10時からは文、経済、社会、政策創造、総合情報、社会安全の6学部の入学式が行われた。昨年同様、中央体育館に新入生を集めての式典は取りやめとなったが、100周年記念会館で開かれた式典のYouTube生配信を各学部ごとに分かれて視聴。第1学舎の千里ホールには、文学部823人の新入生のうち約500人が座席につきスクリーンやモニターで式に参加した。

関西大学の前田裕学長(ゆたか、64)は祝辞で「オープンな心を持ち、失敗を恐れずに新しいことに挑戦する、このことを心がけてほしいと思います。みなさんがどのような挑戦をされるのか、楽しみにしています。そう考えると、この4年間は皆さんにとってあっという間です」とエールを送った。

また、新型コロナウイルス感染が再拡大していることにも触れ「大学での活動に関して、できる限り皆さんが参加できる環境を作りたいと思っています」とし「ぜひみんなの力でコロナを乗り越えましょう」と協力を呼びかけた。

午前に入学式が行われた6学部の総代として、新入生でただひとり100周年記念会館での式典に出席した政策創造学部の森さくらさんは「本学建学の趣旨を尊重し、学則を守り、就学につとめ、人格を練り、関西大学の学風を高めるとともに、人類文化の発展に寄与することをここに署名して誓います」と宣誓した。

入学式後のガイダンスでは、担当教員が「対面授業の継続はみなさんの行動にかかっている」として、新歓コンパへの参加自粛を強く求める場面もあった。

文学部の新入生、中野佑紀さんは、コロナ禍に揺れた高校3年生の一年間は大変だったと振り返り「みんなと一緒に集まって式を見られたのはうれしかった。海外に行きたいので英語の勉強に力を入れたい。友だちいっぱい作りたいし、将来は教員免許を取って子どもの仕事につけたらと思っている」と4年間の大学生活に夢をふくらませた。

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