落語大学千里家紀流さんが全日本学生落語選手権「策伝大賞」で決勝進出

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千里家紀流さん

学生落語日本一を決める第18回全日本学生落語選手権「策伝大賞」の決勝が2月21日、岐阜市の長良川国際会議場で行われ、関西大学の落語研究会・落語大学から文学部3回生の千里家紀流さん(せんりや・きりゅう=本名・河野暁)が出場した。

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コロナ禍で予選は動画審査で行われ、全国29大学から72人の学生落語家が応募。11人が決勝の高座に上がった。紀流さんは、早世した落語家の桂吉朝さんが得意にしていた上方落語の「そってん芝居」を披露。岐阜市ゆかりの落語の租·安楽庵策伝にちなむ最高賞の策伝大賞こそ逃したが、敢闘賞を受賞し大きな拍手を浴びていた。

第56代目の落語大学学長(会長)だった紀流さんは「緊張した。1年ぶりの高座でした。トップバッターでプレッシャーもあった」と振り返った。学園祭や学内での寄席、各地での公演と引っ張りだこの落語大学だが、2020年はコロナの影響で活動が制限。久々となるお客さんを前にしての一席となった。

策伝大賞の審査員を務めた落語大学創始者の桂文枝さん(77)からは「笑いどころが少ない。一度ほろびた噺(はなし)」と厳しい意見を受けた。大先輩からのダメ出しにも、気流さんは「コロナで思うように活動ができず、決勝に出られてようやく報われた。今度こそ、文枝さんにほめていただけるように」と前を向く。

公務員試験を目指して勉強中。来年の卒業前に、今回逃した策伝大賞を目指して再挑戦するつもりだ。「お笑いの部活をしているので、楽しくないわけがないです。大賞を獲ろうという目標ができました」。落語大学は、過去4人が同選手権で優勝した名門。紀流さんが策伝大賞受賞で、学生生活のオチをつける。

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