関西大学の芝井敬司学長(64)ら関関同立と呼ばれる関西4大学の学長が14日、新型コロナウイルス感染防止に関する共同声明を発表した。
声明では、秋学期の授業について言及。適切な感染予防措置を講じた上でキャンパスを可能な限り開放し、対面授業とオンライン授業を併せて実施していくとした。
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芝井学長らは「学生の皆さんに学ぶ機会とキャンパスライフをできる限り保障していくことが、大学として果たすべき責務であるとの考えを共有しています」と明言した。
対面授業の再開によって学内外で学生同士が交流する機会が多くなることで、感染リスクが高まることにつながると懸念。クラスター発生の恐れがあるとして「これまでに各大学の学生の中にも感染者が出ていますが、その感染経路の多くは、学外での会食や飲み会であることが判明しています」と明かした。
4大学の学長は、学生や教職員とその家族、地域における感染拡大を防止するために、学内外での3密回避や「コンパ・飲み会・食事会を当面自粛することを強く求めたいと思います」と学生らに飲み会の自粛を求めた。
感染者への誹謗中傷を許さないとした上で「学生一人ひとりが、感染防止のためにどのように行動すべきかを真剣に考え、責任のある行動をとられるよう心から願うものです」と訴えた。
関西大学は9月21日に始まる秋学期で、原則として対面授業を実施。履修者が多い授業や学部が認めた科目のみ、オンデマンド配信授業にするとしている。
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