関大前唯一のライブハウス・TH HALL

関大前唯一のライブハウス・TH HALL(ティーエッチホール)が、9月20日で閉店することが16日、分かった。同店が公式サイトで発表した。

同店は公式サイトで、閉店理由を新型コロナウイルスの影響としたうえで「TH HALL存続の道をぎりぎりまで模索しましたが、急な閉店により多くの方々にご迷惑をおかけしてしまうことを深くお詫び申し上げます」とした。

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関西大学の音楽シーンの一翼を担ったTH HALLは1996年(平成8)11月、同年に完成したレジャービル・THプラザビル2階にオープンした。スタンディングで約280人を収容する地域密着型のライブハウスで、大学の軽音サークルが新歓・定期ライブで使用したほか、舞台に立った関西大学出身のミュージシャンも多い。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大阪市内のライブハウスでクラスター(感染者集団)が発生。飲食店の営業制限が解除された後も、ライブハウスは営業自粛や収容人数の制限を求められてきた。

また、関西大学が公認のクラブ・サークルに、集客を伴うイベント開催を認めないことを通達。4月以降、TH HALLでのイベント開催がほぼない状態になっていた。関係者によると、今週に入って閉店が正式決定した。

関西大学出身のFM802のDJで、同局の「RADIO∞INFINITY」(木曜、深夜0時~)、「802 DINOSAUR」(金曜、深夜3時~)を担当する樋口大喜さん(29=14年法卒)は、ブームスポーツの取材に「音楽は好きだったけど軽音サークルには入らなかった。でもどうしてもライブをしたかった。関大前唯一のライブハウス・THホールで初めて自主企画をしたのが2010年だったかな」と思い出を語った。

TH HALLが、人生で初めてライブハウスを体感した場所だったと振り返った樋口さんは「音が大きすぎて聴こえない他人の声。潰れた缶ビール。たばこのにおい。一面に貼り付けられたパス。あの時の耳鳴りは今でも思い出すけれど、あの場所で聴けないと思うと悲しい」と閉店を残念がった。

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