関西大学は11日、同日にキャンパスを爆破するとのネット掲示板の書き込みを受け、千里山キャンパスなどすべての大学施設を閉鎖。学生や教職員の立ち入り禁止や警備を強化する厳戒態勢を取ったが、爆発などの被害はなかった。
爆破予告では「8月11日19時19分」と時間を指定。千里山キャンパス内には吹田市の市道が通っているため地域住民が通行していたが、午後7時ごろからは警備員が退避を求めた。大学職員らがキャンパス内をあわただしく捜索。周囲はものものしい雰囲気に包まれた。
キャンパス周辺の飲食店も、数店が臨時休業した。大学では、引き続き不審物の確認や不審者の警戒、警備員の巡回を強化するとしている。
大学関係者によると、関西大学への爆破予告は「K」や「S」と呼ばれる掲示板の「犯行予告総合スレッド」に7日未明、書き込まれた。実際にある大阪市内の施設や他大学の名前を挙げ「コロナが大流行しているのにも関わらず感染防止に全く協力しない愚民共に対する報復」などとし、関大生への制裁を予告。吹田署からの連絡を受けた関大は同日、11日のキャンパス閉鎖を決定していた。
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