関西大学は13日、ひとり暮らしの関大生約7000人を対象に一律給付する5万円の申請手続き受付を開始した。
新型コロナウイルス感染拡大で関大生に影響が出ているとして、関西大学は4月30日、総額5億円にのぼる修学支援策を発表。生活費や家賃、オンライン授業の準備費用として6月から順次、5万円が振り込まれる予定だ。
給付には5月29日正午までに、インフォメーションシステムを通じた「一律金支給申請フォーム」での手続きがいる。申請には学生本人のIDおよびパスワード、学生証、本人名義の銀行口座もしくはキャッシュカードとともに、下宿を証明する賃貸借契約書が必要。関西大学の寮生については在籍確認を行うため、同契約書は不要とした。
親類宅や友人と同居している関大生については、関西大学の学生支援グループが状況確認したうえで給付の可否を判断する。ルームシェアについては、賃貸借契約書に入居者として記載されていることが条件だという。
関西大学は、給付対象となるひとり暮らし学生を「父母・保護者と同居せず学生生活を送る学生」とした。住民票を実家から移していない関大生についても、親元を離れている生活実態があれば給付対象になる。一方、自宅から通う関大生は5万円給付の対象外。自宅生や保護者からは、不満の声が上がっている。
【関連記事】