関西大学の統一学園祭が、2019年は11月1日から4日間の日程で行われることが18日、分かった。同学園祭実行委員会が発表したもので、令和最初の統一学園祭は「LINK with U〜つなげ関大愛〜」と題し、人や思い、時代をつなぐことがコンセプト。昨年は来場者数10万人を突破した学祭が、42回目の秋を迎える。
西日本最大の学園祭となった関西大学の統一学園祭が、今年は4日間のうち3日間が世間の休日とかぶる〝神日程〟で行われる。13学部すべてで11月1日からの4日間は休講になることが18日までに決まった。学年暦で祝日授業が予定されていた11月4日(文化の日振替休日)も休講となる。
昨年は195のサークル、ゼミが模擬店を出店。アキナとスーパーマラドーナ、吉田たちが出演したお笑いライブとベッキーのトークショーには、それぞれ1000人が来場した。学園祭ライブはKEYTALK、キュウソネコカミが対バン。関大生3500人との敬礼ポーズは壮観だった。
【写真】2018年の統一学園祭奇跡の1枚!キュウソネコカミ&KEYTALKライブ 関大生3500人と敬礼!
1978年(昭和53)の第1回以来、統一学園祭は4日間の日程で行われている。同学園祭常任委員会委員長の塩川啓矢さん(ひろや、20=社3)が、大学との粘り強い交渉で今年も例年通りの日程を実現させた。授業日数の厳格化で、各大学の学園祭日程が縮小する中「42回目で途絶えさせないように、4日間を守りたいという思いがあった」と伝統を死守した。
今年のキャッチフレーズは「LINK with U〜つなげ関大愛〜」。Universityの頭文字とあなたを意味するスラングのUに、大学とあなたをつなぐ学園祭でありたいとの思いを込めた。塩川さんは「時代と時代、人と人、思いと思いをつなぐ学園祭にしたい。これまでの歴史やつくってきた人の思いを大切にしたいし、先輩たちにひけを取らない進化した学園祭ができれば」と語気を強める。
平成ラストイヤーの学園祭は、来場者数が10万4076人とレコードを記録した。「僕たちならではの色が出せたら、必然といいものになるかなと思っている。実行委員全員で1年間準備してきた最高のものを披露できたら」と塩川さん。学園祭まであと106日。秋の祭典に向け、約750人の学園祭実行委員がアツい夏を迎える。【学園祭取材班】
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