今年1月に行われた関西大学の2018年度秋学期試験で、関大生が落とした単位を供養する合同葬が4月下旬、大阪府内で関大生有志によってしめやかに営まれた。
関西大学木工ボンド部がSNSなどで関大生に呼びかけ、71人から計273単位が集まった。大阪府内で行われた葬儀では、学部と年次、落とした科目が次々と読み上げられ、関大生の悲しみを誘った。弔電も3通来たという。
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単位を落とした学生の涙か。それとも、学費をドブに捨てている親の怒りのせいか…。火葬時には雨が降り出した。関西大学の1単位あたりの授業料は約3~4万円。1000万円近くが、荼毘(だび)に伏した。
葬儀委員長を務めた関西大学木工ボンド部の松月悠人さん(文3)は「単位を落とすこと自体が悲しいですし、他人以上に自分の単位を落とすのはもっと悲しい」と沈痛な表情。落とした単位と向き合うことで、新たな一歩を踏み出してほしいと訴える。
今年で4度目の合同葬。同部の新銅央行さん(システム理工3)によると、システム理工学部と経済学部、法学部生の落単が多かったという。2回生(今の3回生)からの依頼が半数以上。「5回生からのご依頼もありました」と胸中をおもんぱかった。
今後は、就職活動中の関大生が企業から送られた「お祈りメール」を集め、昇天させることも考えている。今年度の春学期で亡くなった単位の葬儀は、今年10月にも行われる予定。関大生のみなさんは、くれぐれも喪主にならないよう…。
関西大学木工ボンド部による葬儀の模様→https://youtu.be/8m6JGmwV4ss
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