本の購入者に青いバラを手渡す関西大学の芝井敬司学長=MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店

関西大学の芝井敬司学長(63)と関大生が23日、梅田キャンパス向かいの大型書店・MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で、対象書籍の購入者に青いバラをプレゼントした。

この日は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が定める世界本の日と、スペインのカタルーニャ地方で愛する人に本やバラを贈る日とされるサン・ジョルディの日。関西大学では「新入生に贈る100冊」と題して、芝井学長と大手書店の丸善雄松堂、紀伊国屋書店の推薦図書100冊をまとめたパンフレットを入学式で配布し、電子ブックで読めるようにするなどの読書啓発運動を関大生に対して行っている。

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本を読むことの大切さをキャンパスの外にも広げようと、MARUZEN&ジュンク堂書店の1階に特設コーナーを設置した。昨年の「KANDAI OBI-1(オビワン)グランプリ」に参戦した17人の関大生が書評などを書いた「帯」を作成し実際に販売。購入者に芝井学長が1本1本青いバラを渡していた。

前野ウルド光太郎さんの「バッタを倒しにアフリカへ」には〝夢とバッタを追いかけて〟。西原理恵子さんの「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」には〝王子様なんて待ちません!〟という関大生作の秀逸な帯がつけられた。芝井学長は書店を訪れた客に「どんな本が好きですか?」と声をかけ、特設コーナーに足を運ばせた。

芝井学長の実家は有名なケーキ店で、梅田やなんばのデパ地下にも出店していた売場で25歳まで働いていたという。その時に鍛えた?巧みな接客で、関大生オススメの本を手に取らせていた。

入学式の式辞で「まさか本や新聞を読まない人を、結婚して家庭を営むかけがえのない生涯の伴侶とされるつもりではないでしょうね?」などと、やや過激な言い回しで関大生に読書の大切さを説いた芝井学長。「本を読むことは財産だと思っている。スマホしかないのは残念だし、読書の楽しさや大切さを知って今のうちに身につけておいてほしい。新入生に贈る100冊も今回のイベントも、本に触れるいろんなきっかけになれば」と力説していた。

関大生とともに書店に立った芝井敬司学長=MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店

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