関西大学は9月30日午後5時までに、公式ツイッターやウェブサイトなどで、すべてのキャンパスで10月1日午前の授業(1、2限)を休講とすると発表した。午後1時からの3限から授業を再開する。クラブ・サークルなどの課外活動も、午前中は活動中止となる。
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台風24号通過後の交通機関の乱れや、キャンパス内の安全確認が必要なため。大阪府下に発令されていた暴風警報は10月1日未明に解除され、関西大学が定める休業の要件を満たしていないが、芝井敬司学長(62)が職権で休講を決めた。
大阪府北部地震後の6月18日から20日までの3日間(20日は総合情報、社会安全学部の2学部)と、歴史的な大雨が降った7月6、7日も授業が休講になっている。
9月4日に近畿地方を襲った台風21号で、関西大学千里山キャンパスでは多数の倒木が散乱した。大学施設への甚大な被害はなかったが、雨漏りやエアコンの室外機が影響を受けるなど「細かい傷は無数にあった」(関西大学広報課)という。
JR、私鉄などへの影響が一部で残っており、関西大学では「居住されている地域の被災、公共交通機関の不通等により通学できない場合は、欠席による不利益がないよう配慮しますので、身の安全を最優先に考え、適切な行動をとってください」と学生に呼びかけている。
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