祝勝会に出席した(写真左から)BMBボクシングジム会長で父の寺地永さん、拳四朗さん、寺内俊太郎会長=新阪急ホテル(撮影・梅本歩佳)

関西大学初のボクシング世界王者で、WBC世界ライトフライ級王者V3防衛を果たした拳四朗さん(26=2014年人間健康卒)の祝勝会が1日、大阪市内のホテルで行われ、大学関係者ら約130人が出席した。

拳四朗さんは5月25日、東京・大田区総合体育館で行われた防衛戦でガニガン・ロペス(メキシコ)をKOで下した。この日の祝勝会は、昨年12月に関西大学で結成された「ボクシング拳四朗関大後援会」が主催。芝井敬司学長(62)、池内啓三理事長(75=65年文卒)らも駆けつけた。

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出席者ひとりひとりと握手し、ダブルピースで記念写真にも応じた拳四朗さんは「次の防衛戦の日程はまだ決まってないんですけど、決まったら絶対勝つんで、これからも応援よろしくお願いいたします」とあいさつ。父でBMBボクシングジム会長の寺地永さん(てらじ・ひさし、54)は「立命館ではなく関大に入学させてよかったと思った。今年中に5度目の防衛を目指しています」と展望を語った。

関大後援会幹事長で関西大学ボクシング部総監督の杉崎正明さん(54=86年商卒)は、これまで関東で行われてきた防衛戦の地元開催を目指す。「大阪で防衛戦をしてもらいたいし、大阪でも応援する体制をつくっていかないといけない。勝った試合の喜びを、またみんなで分かち合いたい」と、まずは母校から〝支援の輪〟を大きく広げていく。

大学関係者や関大生が名を連ねる後援会は、結成半年で会員数が260人を突破した。拳四朗さんは「チャンピオンになって、祝勝会がどんどん大きくなっているので…もっと盛大にしたい。今年中にあと2回、防衛するのが目標。学生のみなさんも勉強にスポーツにバイトに、なんでも全力で頑張ってください!」と、関大生と〝共闘〟して防衛ロードを進む。【小野桃子、山本朝子】

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本紙記者(右)にミット打ちを披露した拳四朗さん(撮影・梅本歩佳)

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