歴史的な大雨のため、関西大学は6日、すべての学部で6、7日両日の終日休業を決めた。各キャンパスでのクラブ・サークル活動も同様の扱いとなる。芝井敬司学長(62)が学長判断で休講を決めた。
関西大学では6日朝から、授業の取り扱いについて協議した。午前8時43分、千里山キャンパスについては1、2限の休講を発表。午前9時30分、3限以降の休講が告知された。
午後3時までに、すべての学部で7日の休業を決定した。阪急電鉄やJR西日本の京都〜三ノ宮間は運行していたため、関西大学が定める休業となる要件を満たしていないが、芝井学長が職権で決めた。内規では「規定にかかわらず、学長は大学を休業等とすることがある」とある。
高槻キャンパスを含む高槻市北部山間地域には5日夜、避難指示が発令。土砂災害のおそれがあることから、総合情報学部は終日休講となった。
社会安全学部がある高槻ミューズキャンパスでは、大雨により高槻市内で地震の二次災害が起こるおそれがあることから、休講が決まった。JR阪和線、南海高野線が不通になり、人間健康学部がある堺キャンパスへのアクセスが遮断されていた。
【関連記事】関西大学 総合情報、社会安全の2学部あすも終日休講 飲料水確保できず-2018年6月18日