関大前に新しいカレー店・Mandrill PUBRIC(マンドリル パブリック)が14日、オープンした。神戸・大阪を中心に展開するマンドリルカレーが、5店舗目として学生街に進出。踏切そばのラーメン店今を粋ろ隣に、バーのような新店が出来上がった。【写真・関大前にオープンしたマンドリルカレー 】

熱狂的なファンを持つ異色のカレー店は、関大生ともきっと水が合う。人と人の距離が近い店としても有名なマンドリルカレー。店員と客が、客同士さえも惹かれ合い、仲良くなる。神戸市の王子公園にある「マンドリル デポ」2周年パーティーには、同店を愛する多くの常連客やミュージシャン、落語家までもが駆けつけたという。

店長の東龍也さん(23)は前職のアパレル時代、同店の味や店の雰囲気を愛した客のひとりだった。関大前店の立ち上げを機に、マンドリルカレーの一員に。アウトドアやゆるめのヒップホップ、アニメも好きという若き店長は、カレーだけでなくお酒や音楽も楽しめる空間にこだわりを見せた。

メインのマンドリルカレー(580円、大盛りは100円増=値段表記はすべて税込)は、玉ねぎとスパイスが甘みとコクを引き出す。「家カレーとインドカレーのちょうど間」(東さん)の絶妙な味だ。タンドリーチキン(M490円、L780円、XL1280円)は、290円のSサイズでも十分なボリューム。サイドメニューとしても、ビールのアテとしても合う。

「夜は晩ごはんとしても、お酒メーンとしても来て欲しいですね」と東さん。生ビール(450円)や自家製レモンサワー(420円)、大人のラッシー(450円)など酒類も豊富だ。カウンターのみ6席の店内は、スタンディングも対応可能。一人でも寄れる立ち飲みバーとしても使えそうだ。

屋号のマンドリルは動物園にいるアレではなく、アントニオ猪木のテーマ曲にもなった「アリ・ボンバイエ」で有名なファンクバンドが由来。店にはマンドリルをはじめとしたレコードや、2台のターンテーブルが置かれている。「ちょっと使ってもらって、盛り上がれば。DJイベントなんかもできればいいなと思っています」と、音楽好き大学生のハートをくすぐる。

オープン初日となったこの日は、午前11時30分の開店から多くの関大生が詰めかけた。「大学の帰りにしゃべって食べて、息抜きして。明日も頑張ろうと思ってくれたらうれしい。ホッとひと息つきに来てください」と呼びかけた東さん。ラーメン屋が乱立する関大前に、ひと味違うカレー店がスパイスをきかせる。

【住所】大阪府吹田市千里山西1-15-29

【営業時間】午前11時30分〜午後3時、午後5時〜11時(日・祝も営業)不定休

【公式ホームページ】http://salugroup.net

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