関西大学千里山キャンパス正門前のテイクアウト専門店・BIG MOUNTAIN EXPRESSが、関大生の間で人気を呼んでいる。7月3日にオープン。混雑する昼休みでも、サクッと買えるプレートランチが大好評だ。かつて〝ジャポ〟の愛称で親しまれたCafe Japonaise(カフェ・ジャポネーゼ)の跡地に店を構えた山本大介さん(41=98年商卒)は、場所と味にこだわりを見せた。【写真・このボリューム!関西大学千里山キャンパス正門前にオープンしたBIG MOUNTAIN EXPRESS(撮影・白井康平)】

多彩なメニューと、ボリュームにまず驚く。からあげ、ハンバーグ、チキンカツ、プルコギ…。ドリンクのサイズもデカい。鶏ガラスープで炊いているバターライスは激ウマ。しかも大盛無料だ。山本さんは、食事のおいしさで評判の関大前の居酒屋・DEARBROS.(ディアブロ)オーナー。九州らーめん亀王関大前店の厨房にも立っていた。「ラーメンスープで米を炊いているのが特徴。本気の鶏ガラスープです」。クセになる風味が食欲をそそる。

あの頃ずっと見ていた、正門前の風景をよみがえらせる。「ジャポがあった、ここでできたらと思っていた」。山本さんは以前、正門近くでL.A.CAFEというカフェバーを経営。いつも人だかりができていたテイクアウト専門のCafe Japonaiseを、常に意識していた。釜揚げパスタや丼が関大生に人気だったジャポは2010年7月、府内に移転。別れを惜しむ学生が押し寄せたのは伝説となっている。

9月21日から秋学期が始まり、多くの関大生がキャンパスに戻ってくる。新メニューも増やしていきたいと話す山本さんは「ジャポみたいまで行けるのか、同じようにはなかなかならないと思うけど、食べてもらってお得やなと思ってもらって、気に入ってもらえたら」と意気込む。学生街らしいアメリカンサイズのテイクアウト店で、再び正門前をアツくする。

【住所】吹田市千里山東1−9−21 中通ハイツ1F(関西大学千里山キャンパス正門のすぐ前)

【営業時間】午前10時30分〜午後5時(日曜・祝日定休)

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