ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗選手(けん・しろう、本名・寺地拳四朗=25、14年人間健康学部卒)が、ブームスポーツの取材に関大生時代の仰天エピソードを語った。関大出身者初の世界王者は、本紙の質問にもノーガード。ボクシングに対する思いや学生生活でのアウトな出来事、今後のことについてありのままに語った。3分12ラウンドのインタビュー。マツコ・デラックスも絶賛したトークと、人懐っこい笑顔にKO寸前です!【聞き手・山本朝子】

【1R・サラリーマンにはなれない】

「勉強もただただ嫌やった。ムズないですか?楽しさを見出せない。パパ(元日本ミドル級王者・寺地永さん)もボクサーで、 小学生のころからサラリーマンになるのは絶対に無理やと思ってましたね。ボクシングを始める前、いとこ(ボートレーサーA2・是澤孝宏選手)の影響で、ボートレーサーも選択肢のひとつ。小柄で細身の自分に合うんじゃないかと思っていた」

ーボクシング同様、大けがと隣り合わせのスポーツ

「言われてみると、博打的なことがすきなのかもしれない。一発やってみよか…チャレンジするときの1歩目が軽いのかも」【写真・所属するBMBボクシングジムで取材に応じる拳四朗さん=撮影・岡田拓也】

【2R・関大つぶしたる!?】

「関大には、大学から声をかけてもらって。でも、1回目の推薦入試で社会学部受けて落ちてるんですよ。落ちたんかよって思った。絶対受かると思ってたから。同志社行って、関大つぶしたろかなって思った。裏切者になるとこやった(笑)」

【3R・ボクシング部】

ー実家のある京都府城陽市から、堺キャンパスまで2時間半かけての電車通学

「朝練は堺キャンパスで午前7時半から。授業終わって、午後6時から千里山キャンパスで練習して、電車乗って帰る。慣れたら案外普通でしたよ。今思うと眠かったですけどね…」

【4R・学生生活】

「関大前のトリキでしょうもないことダラダラしゃべってましたわ」

ーボクシング部の市川大祐監督や、同じ14年法学部卒の西田大騎さんとよく飲みに行ってたんですね

「市川さんとは、現在も家族ぐるみの付き合いで、仲良くさせてもらってますね。監督半分、友達半分の存在です」

【5R・あわや逮捕!?】

「大学時代でやらかしたことといえば…大分県での合宿帰りに、川で魚釣ってさばいてたんですよ。ちょうどその近くで火事があって、警官に職務質問を受けて。なんで包丁持ってるんですか?って聞かれて、魚釣っててさばいてて…みたいな変な説明しちゃいました」【後編に続く】

【関連記事】関大初ボクシング世界王者・拳四朗に12Rインタビュー【後】-2017年8月24日

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