学生による学生支援活動・ピアサポートに関わる関大生が集まる「ピアサポート活動報告会」が26日、千里山キャンパスの総合図書館で行われ、学生スタッフやピアサポート活動に興味がある関大生約100人が参加した。

関西大学では、授業の補助を行うSA(スチューデント・アシスタント)や、留学生とともに国際寮で生活するLA(レジデント・アシスタント)など、30組織以上約1500人の学生スタッフがいる。【写真・総合図書館で行われたピアサポート活動報告会】

大学の教育活動を支援する教育推進部が中心となり、初めてピアサポート組織が一堂に集まった。横のつながりがなかった組織間の連携を図り、教職員によって学生の活動や学びの場を支援するプログラムの構築が進められている。

報告会では、千里山キャンパスの10団体が活動内容や課題を意見交換。ピアサポート活動に興味がある1回生を、各組織が勧誘するオリエンテーションも行われた。関西大学ボランティアセンター学生スタッフの近藤義之さん(19=法2)は「サークルでは経験できないことがピア活動にはある。あまり交流がないので、他の団体とも助け合いができれば」と話す。

今後、関西大学におけるピアサポート活動の認証制度を創設する構想もある。教育推進部の岩崎千晶准教授(41)は「活動が盛んで、幅も広い関西大学から社会貢献できる人を輩出したい。交流することでお互いの活動を知り、情報を共有することでピア活動がさらに発展することを目指している」と、学生スタッフ同士の結束に期待を込めた。

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