18歳未満の高校生男女6人を深夜に入店させ、酒を提供したとして、吹田署は7日、風営適正化法違反の疑いで、7月23日に閉店した関大前の居酒屋・居心伝関大前店の従業員だった男性従業員3人と、運営会社のマルシェ(本社・大阪市)を書類送検した。

同店は高校生や、未成年の関大生の間で「年齢確認なしに飲める店」との評判が立っていた。今年3月6日未明、同店で飲酒した高校生が、関大前のカラオケ店で救急搬送され、吹田署の調べで未成年飲酒の事実が明るみに出た。【写真・閉店前の居心伝関大前店】

男性従業員らは、6人が未成年者と知りながら入店させ、身分証の提示を求めなかった。吹田署は、大阪地検に起訴を求める「厳重処分相当」の意見書を付け送検した。

関西大学千里山キャンパス周辺で八剣伝、海心丸なども運営するマルシェは「今後このような事態が再び発生することのなきよう、更に社内のコンプライアンス体制の強化を図り、従業員一人一人のより一層の法令遵守を徹底し、信頼 回復に努めてまいります」とおわびの文書を8日までに、公式サイトに掲載した。

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