大阪府で自転車利用者に自転車保険の加入が義務づけられるのを前に、関西大学の学生有志ら50人が24日、関大生に自転車保険加入や自転車通学マナー向上を訴える啓発活動を行った。

約3000人の学生が自転車で通学する千里山キャンパス。午前9時の1限開始前とお昼休みに、学園祭実行委員の学生らが正門や駐輪場で約2000枚のチラシを配った。【写真・自転車通学の学生に啓発チラシを配る関大生有志=24日、関西大学千里山キャンパス】

自転車条例が施行された大阪府では、7月から自転車保険の加入が義務化。駐輪場の利用を登録制に変え、保険未加入自転車の入構を禁止している大学もある。

学生代表で、統一学園祭実行委員長の久保俊一朗さん(20=社3)は「事故とかは無いに越したことはないが、自転車でスピードを飛ばす人もいる。義務化はまだまだ学生には浸透していない」と、自転車に乗る学生へマナーアップを呼びかけた。

関大生の約半数が、自転車保険も含まれる関西大学共済制度に加入。自転車で事故を起こし、保険が適用された事例もある。学生センター長の黒田勇社会学部教授(63)は「自転車事故も時々起きている。未然に防ぎ、保険義務化を周知徹底したい」と話した。

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