大阪の歴史や文化、景観などを研究する関西大学の研究拠点「なにわ大阪研究センター」の開所式が3日、千里山キャンパスで行われた。【写真上・センタープレートの除幕式に出席した楠見晴重学長(左から2番目)、池内啓三理事長(右から2番目)ら 写真下・超お宝資料のひとつ「大阪市及附近営業者紹介地図」と与謝野有紀センター長】

創立130周年を記念して新設された同センターでは、大阪の笑いや最新技術を駆使した景観の再現、防災など5つの部門を約20人の教員が研究する。

5月15日まで記念展が開かれ、研究成果や所蔵物などを公開。道頓堀の変遷をCGで再現した動画や上方演芸のお宝資料、ヨーロッパで発見された17世紀中期の「豊臣期大坂図屏風」のレプリカなどが展示されている。

「なにわ」という大阪の古称をあえてつけたセンター名。大阪の現在と過去を、重ねて考えていく決意を込めた。センター長の与謝野有紀社会学部教授(55)は「大阪のことを深く、外ともつながりながら解いていくセンター。文化を接着剤にして、問題を解決していきたい」と話した。

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%92

返事を書く