大阪・関西万博「電力館 可能性のタマゴたち」の屋外ステージでパフォーマンスを披露した関西大学書道部=2025年8月31日

関西大学の高橋智幸学長(58)がこのほど、報道各社を前にした大阪・関西万博における関西大学の取り組みの説明の中で「5年後のサウジアラビアの万博にも、関われればいいなと考えてございます」と述べ、2030年にサウジアラビアの首都・リヤドで行われる「リヤド万博2030」への関大参加に意欲を見せた。

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2022年、学内に「2025大阪・関西万博に向けた協力・推進プロジェクト」が設置。当時、副学長で“万博担当”だった高橋学長は「関西大学は、万博にだいぶ取り組んできた。私が把握できないぐらいの多くの取り組みを行ってきた。万博の会場・夢洲で関西大学がさまざまなイベントを開催し、万博を盛り上げる。これが大阪で生まれ育った大学として責任、役割だということで頑張ってまいりました」と振り返った。

学生コミュニティ・関大万博部が「関西大学のキャンパスの中でも、万博を応援する取り組みを行った」とし、公式ボランティアとしても450人以上の関大生が参加していたと指摘。パビリオンへの出展や研究力の発信、さまざまな学生が万博でのイベントに参加したことに触れ「この関西大学が万博に取り組むことによって、我々教職員がものすごい大変でした。その大変さに見合う、それ以上の価値が大学にあると思っています。学生たちがここまで参加をして、自分たちで考え、自分たちで失敗して、その失敗の原因を探って、新たな取り組みを行う。こういった経験っていうのは学生にとって、本当に素晴らしいと思います」と意義を強調した。

高橋学長は「正式な決定ではございませんけれども」と前置きした上で「関西大学が万博に関わることに大変、意義を感じています。5年後、全然決まっておりませんのでもちろん関わるかどうかっていうのはわかりませんけれど、関われればなと思っている」と話した。

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