9月19日開催の謎解きイベント「奪われた単位をとりもどせ!」

関西大学が9月19日(月・祝)、関大生を対象にしたリアル謎解きイベント「奪われた単位を取りもどせ!」を千里山キャンパスで開催する。イベント終了後は、参加者を対象にしたスペシャルトークショーも実施。関大出身の大物ゲストと出演交渉を行っている。

【写真】「関大で一番おもろいやつ誰やねん選手権」に出た関大生時代のゆりやん

オープンキャンパスなどで受験生を対象に謎解きイベントを行う大学はあるが、現役生を対象にしたものはめずらしい。関大初の試みは、謎解きイベントの企画制作会社・クロネコキューブが手がける大がかりなものに。5~6人でチームを組み、キャンパスに隠された謎を解いていく。参加者全員に参加賞があるほか、上位4チームはスタバカード3000円分がメンバー全員に贈られる。

前田裕学長(66)が、イベント開催を発案した。「コロナ禍で出会いが少ない。友だちづくりやコミュニティーづくりができ、学生を楽しませるイベントを」との命題を受けた関西大学教育後援会や、キャリアセンターなどの大学職員有志が運営する。当初は関大生参加の大運動会開催も浮上したが、最終的には学生にも人気の謎解きイベントに落ちついた。

担当者は「コロナで入学式や学園祭ができなかったり、この2年間で失われたものは大きい。3、4回生は取り戻すために来て欲しいし、1回生は友だちづくりに来て欲しい」と呼びかける。主催者側で参加者をチームに振り分けるが、グループでの参加もOKだという。

「奪われた単位を取りもどせ!」は、謎の人物に修得した単位を奪われる設定。キャンパスを歩きながら謎の暗号書を解き明かすと、単位が取り戻せるという。隠された「謎」はトップシークレットで、運営する職員も「謎」は知らないというが「残念ですが、リアルに落とした単位を取り戻せるというものではありません」と念を押していた。

ゴールは同キャンパス内のBIG100ホールで、リアル謎解きイベント終了後に関大出身のスペシャルゲストによるトークショーが行われる。担当者は、大物卒業生と交渉していることを認めた。

「大学生活を充実させることが、未来を考える素地になる。ゲストの方には関大生時代のお話や進路について語ってもらい、学生にはキャリア形成への素地をつくってほしいと思っています」(担当者)。参加した関大生がイベントを終えた時、関大が謎解きイベントを主催した〝謎〟もきっと、解き明かされる。

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