「フィギュアスケート・西日本選手権」(6日、アクシオン福岡)
男子フリーが行われ、須本光希さん(政策創造3)は122.62点、合計194.54点で2位。木科雄登さん(社会安全2)は112.89点、合計180.61点で3位に入り、全日本選手権(12月・さいたまスーパーアリーナ)への出場を決めた。以下、須本さんとの一問一答。
【写真】NHK杯の表彰式で、優しい表情で村元さんにメダルをかける高橋大輔さん
ー西日本選手権を終えて今の率直な気持ちは
「うーん…演技終わった時も表彰台に乗れるとは思ってなかったっていうのが本音なので。でも結果的に表彰台に乗れて…久しぶりの表彰台だったと思うので、大きい大会では。びっくりな気持ちもあるんですけど、うれしい気持ちも。今ちょっとずつ実感できてるかなと思います」
ー本田(武史)先生とはどのような話をして、フリーに臨んだんでしょうか
「体調のこともあったので、本当に。近畿ブロックの時にも言ったと思うんですけど、近畿ブロックに出た以上、言い訳にはできないので、失敗しても言い訳にはできないので…『やるって決めた以上しっかりやって、思いっきりやっておいで』っていう風に言ってもらえました
ー全日本はさいたまスーパーアリーナが会場ですけども、さいたまで滑るということにどんな思いがありますか。何か記憶に残る選手や場面とかあったら教えてください
「自分がさいたまで滑るというのがあまり実感がないんですけど、やっぱりそれは全日本選手権の時に会場に行って、本当に大きい会場で、自分自身がいい思い出になるかな?っていうのはいま思っていて。やっぱりさいたまの世界選手権の時に、一緒に練習してたのが町田樹さんだったので。本当に羽生選手もすごい演技でしたけど、身近にいた町田選手ってのは本当に、自分の頭の記憶には残っています」
【5日・男子SP後の一問一答】
ーSPを終えていまのお気持ちを聞かせていただけますか
「そうですね、やっぱり試合前は不安だったり、焦りではないですけど…あんまりその、精神的に良い状態では無かったんですけど、まあ思ったより自分の中で良い演技ができて、ほっとしています。
ーすごく伸び伸びとした演技だったように見受けられましたが、演技として求められた要因といいますか、何が良かったと思いましたか
「全日本に出たい、体調があまり優れない中全日本に出たいっていう気持ちがあり、ブロックに出た以上、やっぱりもうそれを言い訳にできないっていうのは思ってたので、まぁ良い意味で開き直って、気持ちよく滑れたかなと思います」
ーフリーに向けて・全日本に向けていま考えていることはどんなことですか
「やっぱりまず体調が1番っていうのはいろんな方から言われているので、体調が悪化しないように練習をして全日本で良い演技をできるようにしていきたいなと思います」
ー体調について、練習にどれぐらい影響があるのか、またご自身の中でどう受け止めているかについておうかがいできますか
「練習をしだすとじんましんが出るのと、吐き気が結構、まぁひどい時は嘔吐だったりっていうのもあるんですけど…。原因っていうのを調べてはいるんですけど、まだはっきりとは出ていないので、わからないので、わかれば薬で止めたりちょっと安静にしたりっていうのができると思うんですけど、いまの現状やっぱり、もう練習をするしかないっていう状況なので、それでいま練習をしてるっていう状況です」
ージャンプをするとちょっと苦しいとか、そういうこともあるのですか
「やっぱり曲になったりジャンプ・スピンをすると、曲に限らないんですけど、練習だったり、心拍数など上げると自分の中で出ちゃうのかな?ってまぁ思って、それが実際練習でも外で運動してもそういう状況になるので、もう早く原因がわかれば良いなっていういまの状況です」
ー体調が難しい中で、それでも1番滑りたいと思う大きなものは全日本ですか?
「そうですね。やっぱり本当に近畿ブロックも棄権するかっていうのはすごく迷ったのは迷ったんですけど、やっぱりスケート人生があと何年かわからないですけど、やっぱりあの埼玉のスーパーアリーナで滑りたいっていう気持ちが1番自分の中で強かったので『出たい』っていう決断をしました」
ースケートに残ることが嫌になったり引け目に感じることは無かったですか?それとも、スケートは好きで楽しめているという感じですか?
「うーん、好きか嫌いかはちょっと今の自分の中ではわからないですけど、でも、コロナ禍で自粛期間があったりっていう時期はほんとに、何のためにやってるんだろうとかっていうのはあったんですけど、今はそんなことはなく、気持ちよく今日も演技できたと思うので、良かったかなと思ってます」
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