「フィギュアスケート・全日本選手権」(27日、長野ビッグハット)
女子フリーが行われ、SP6位だった宮原知子(さとこ、22=文4)は143.27点、合計209.75点で3位。今季初戦で、全日本選手権2年ぶり7度目の表彰台に上がった。以下、フリー終了後のオンライン会見での一問一答。
【写真】宮原さんが五輪舞台で見せた世界一カッコいいガッツポーズ!
-フリーの演技滑り終わっての感想をお願いします
「失敗はあったんですけど、やれることは思い切ってできたかなと思うので。いろんな細かいミスとか、小さな失敗はたくさんあって、課題はありますしやることはたくさんあるんですけど、今回のこの経験は、本当にすごくいい材料になりました」
-この全日本がシーズン初戦になった。2日間で何か収穫はあったか?
「去年のちょっと試合で不安になってしまうっていうメンタルの部分は、すごく…大きくとは言えないですけど、小さな手応えは得られたと思います」
-手応えっていうのはどのような…?
「いつもは本番になって萎縮してしまって…っていう自分がいるんですけど、そこをなんとか、のびのび滑れるように緊張をコントロールできるようになってきたのかなっていう手応えです」
-改善するべきところがたくさんあるとおっしゃっていましたが、ここを特にっていうところは?
「もう、ショートもフリーも、どちらも同じなんですけど、普段の練習から曲かけになると、どうしてもジャンプが緊張してしまって…っていうところが、今までから続いている課題なので、克服しつつあるっていう手応えは得られたんですけど、まだそこが一番の課題です」
-北京五輪を見据えて、何を磨いていきたい、どういう練習をやっていきたい?
「これまでと変わりなく、プログラムひとつを作品として仕上げるってことを重点的に練習していきたいです」
-今後の練習のスケジュールは?
「まだちょっと、はっきりとは確定していなくて、1月の真ん中あたりまでは日本にいる予定ではあるんですけど、その後カナダに戻って、リー(・バーケル)先生とトレーニングしたいので、そこは…この状況の中なので、まだなんとも言えないです」
-来年以降に向けて抱負を
「引き続き今までやってきたように、自分の自己管理というか、そういうメンタルの部分とか、トレーニング方法とか、そういうところを考えながら、一日一日練習していきたいです」
-この振り付けはローリー・ニコルさんだと思うが、すごき気合が入ったプログラムだと思うが、このプログラムは来年以降も継続する?
「今シーズンは特にこの試合しか出ていないですし、まだまだ滑り込めた感覚もないので、来季もこのプログラムで行きたいと私は思っています」
-ジャンプは今季どのようなことを一番大切にして取り組んできたか?
「ジャンプに関してはもちろんその日の中で、一本一本の質を高める練習をしていたのと、後はだいぶそれは出来てきていたので、それを曲の流れの中でとか、疲れた時にでも、しっかりいいジャンプが跳べるようにっていう練習は、たくさんしてきました」
-これが今季初試合になって、久々の観客の前での試合ということで、メンタルの持っていき方も違いがあった?
「事前にもう絶対に緊張するっていうのは200%、確実にわかっていたことだったので、毎日練習ではなるべく平常心で、やる練習っていうのを心がけて、それ以外のところで、すごく緊張している自分を想像したりとか、この全日本っていう雰囲気をイメージしながらここに来ました」
-演技で苦手意識というか、克服できた自信にはなりましたか?
「やっぱりまだ、練習ほどいい演技ではなく、課題もたくさんあるんですけど、少しずつ…少しずつは、自分なりに上がっているのかなっていう感覚はつかめました」
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